自分の体験を語ります
滋賀本部校|2012年12月12日
HOMES、Hello!sとともにSHIMON GROUPを形成している塾として志門塾があります。
そこには講師としての七箇条があり、新人のときに毎日全員で唱えていました。
当時は覚えることに必死で、中身まではそこまで深く考えていませんでした。
ただ、そんな自分にも入社前から志門塾に興味を持たせていただいた、きっかけになる言葉がありました。
七箇条の一つにもなっている「理論ではなく、自分の体験を語ります」というフレーズです。
先日、久々にこれを思い出す出来事がありました。
ひょんなことから自分の就職活動の話をしていた時のことです。
今年の採用活動もほぼ終息し、大学3回生の就職活動が先日解禁されたそうですが、
私は大学4回生のこの時期でもまだ就職活動をしていました。
当時も例にもれず、12月と言えばすでに一つ下の学生の就職活動は始まっており、
早い業界では内定を得ていた人までいたかもしれません。
私が志門塾から正式に内定をいただいたのは、年も明け、入社まで1カ月を切った2月のことでした。
当時は今ほど不況という訳でもなく、私の周りは全員夏にはどこかしらの内定先を確保していました。
私は彼らからしてみれば完全な負け組だったのです。
当時はさすがに塞ぎこみそうになりましたが、
それでもあきらめず就活をしたからこそ志門塾という素晴らしい会社に巡り合えたのです。
学院長もおっしゃっていましたが、私も会長に拾っていただいた身なのです。
私の場合、何も恩返しはできていませんが、「いつかは」という想いは死んでも持ち続けるつもりです。
という話を生徒にしました。なぜこんな話になったのかは覚えていません。
ただ、その生徒は完全に聞き入っていました。
そして出た言葉が「やっぱ人の体験談って引き込まれる」でした。
その時に初めて私は「自分の体験を語る」という意味がわかりました。
子どもって本当にいろんなことを教えてくれますね。
滋賀本部校 宝蔵