成人の日に
岐阜本部校43|2014年1月13日
今日は一生に一度の大切な日、成人式の日!
朝からたくさんの生徒たちが来てくれました!
写真がたくさんありすぎて載せられないよ。
制服着てた時とはもう全然違う、大人になったその姿にクラッ!!
艶やかな着物姿にクラッ!!いつになくみんな笑顔でした!!
りさ先生おめでとう!!
池戸先生、柴田先生おめでとう!!
学院長も、みんなにっこりです!!
伊藤亜季先生おめでとう!!
学院長のポーズも決まってます!!
辻綾花先生おめでとう!!
「お祝いのおこずかいあげないとなあ〜〜(笑)」
久しぶりの生徒も大集合です!!みんな、おめでとう!!
二十歳の夢も可能性も、無限大。
やれること、できることは海よりあるよ!!みんな、立派な大人になってね!!
成人の日に
谷川俊太郎
人間とは常に人間になりつつある存在だ…かつて教えられたその言葉が
しこりのように胸の奥に残っている
成人とは人に成ること もしそうなら
私たちはみな日々成人の日を生きている
完全な人間はどこにもいない
人間とは何かを知りつくしている者もいない
だからみな問いかけるのだ
人間とはいったい何かを
そしてみな答えているのだ その問いに
毎日のささやかな行動で
人は人を傷つける 人は人を慰める
人は人を怖れ 人は人を求める
子どもとおとなの区別がどこにあるのか
子どもは生まれでたそのときから小さなおとな
おとなは一生大きな子ども
どんな美しい記念の晴着も
どんな華やかなお祝いの花束も
それだけではきみをおとなにはしてくれない
他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ
自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
でき上がったどんな権威にもしばられず
流れ動く多数の意見にまどわされず
とらわれぬ子どもの魂で
いまあるものを組みなおしつくりかえる
それこそがおとなの始まり
永遠に終らないおとなへの出発点
人間が人間になりつづけるための
苦しみと喜びの方法論だ
谷川俊太郎詩集 「魂のいちばんおいしいところ」より。
岐阜本部校 渡辺