回顧録④
滋賀本部校|2017年7月8日
2012年は熱かった。
何が熱かったかって、それはロンドンオリンピックです。
初戦で優勝候補のスペインを破った時は驚きましたが、
もはやそれは「奇跡ではない」と言われていたところに、もっと驚きました。
ここ滋賀本部校でも思い出深いことが多かったです。
「包容」から続いて「向上」と銘打たれたこの年、私の中で勝手に集大成と位置付けていました。
開校4年目を迎え、同時に当初からの講師たちも4年目を迎え、卒業していくからです。
私にとって講師の初めての卒業生。
後悔することなく、限界まで子どもたちと関わってあげてほしい、
自分たちで主体的に動いてほしい、そういう思いを込めてこの年は私は努めて表に出ることをしませんでした。
彼らにとっては、自分たちの時間を削ってまでここで時間を過ごしていたわけなので
相当負担になっていたと思います。
時には来たくなかったり、イラッとすることもあったでしょう。
ひょっとすると、プライベートで関係がこじれたという話もあったかもしれません。
それでもあの子たちはやり遂げてくれました。
年越特訓も飾りつけから私立高校入試の分析まで、ほぼすべてをやってくれました。
そんな当時の講師たちも今では結婚していたり、再びHOMESに戻ってきてくれたりするのですから、
時の流れは尋常ではなく早いものです。
初めてのぐじょっパ。あれは私の中で一生の宝物です。
こうしてめでたく第一章は幕を閉じたわけですが、これはほんの序章に過ぎなかったのです。
滋賀本部校 宝蔵