大学生の話を聞こう!(心理学部)
岐阜本部校43|2017年10月21日
今日の加納高校のクラスは久々の
『大学生のお話を聞こう』シリーズ。
ゲストスピーカーは心理学部4年の中島先生!
「みんなの視野を広げたい!」と強い思いをもって、
心理学部のおもしろさと就職先についてお話してくれました。
プレゼン資料を見ながら聞きます( ^ω^ )
心理学とは?
一言で言うと、
「目に視えないものを視えるようにすること」
人の心の仕組みや働きを学ぶのはみなさんご存知だと思いますが、
それらを科学的に研究して、その人の人生や社会に役立てようとする学問だそうです。
心理学にはどんなものがあるの?
「臨床心理学、教育心理学、発達心理学、青年心理学、パーソナリティ心理学、
健康心理学、色彩心理学、環境心理学、犯罪心理学、交通心理学、災害心理学・・・」
などなど・・・書ききれないほどたくさん勉強できます。
学年ごとにどんなことを勉強していくのでしょう。
1年:心理学に関する幅広い知識を浅く身につける
2年:心理実験を学ぶ(データの集め方・分析方法・報告書の書き方)
3年:自分が興味を持った分野について深く学ぶ
4年:卒業研究
1年生では、数Ⅲの知識も必要なので、「文系だから」と侮れません。
次にカウンセリングについてです。
カウンセリングとは、もちろん
「心の病気を持つ患者さんとの対話を通して、心の不調を取り除く心理療法」
なのですが、
繊細なことなのでポイントがあるそうですよ。
①聞く態度・言葉
「わかるわかる」はNG!
よく使っちゃいますね・・・(-“-;…
「〇〇という気持ちだったのですね」と、
相手の気持ちをそのまま受け入れる聴き方が大切だそうです!
②オープン質問・クローズド質問を使い分ける!
クローズド質問で会話のテンポを作り、
オープン質問で自由に話してもらえるように
うまく組み込むことが必要なんだそうです。
「最近どう?」といきなり言われても「何が?」となってしまうので、
Yes,Noでこたえられる質問を最初にしておくと、
話が広がりやすいですよね。
だから、中島先生は聞き上手なのか!納得( ˘ω˘)
では、卒業後の進路はどういった道があるのでしょうか。
心理学部の卒業生の7割が民間企業へ就職しています。
(多い!!)
心理のことを生かせる仕事は、大きく分けて4つ。
1、医療分野
臨床心理士、認定カウンセラー、精神補語福祉士など
2、福祉分野
社会福祉士、臨床心理士、認定心理士など
臨床心理士の資格を取りたい人は大学院に進学しなければなりません。
3、産業分野
産業カウンセラー、キャリアカウンセラーなど
4、教育分野
学校心理士、家族相談士、教育カウンセラーなど
公務員にも心理の専門職があります。
(警察、少年院や科捜研での心理鑑定など)
学部名のイメージだけで判断せず、
「いろんな人にいろんな話を聞いて視野を広げてほしい」
とみんなに伝えてくれました。
みんなの感想
・心理学を学んでも企業に就職できることに驚きました。
・友達が心理学部に興味があると言っていたので、
今日聞いた話を教えてあげたい。
・カウンセラー以外にもたくさんの職種があることを知りました。
・心理学について興味があったので知ることができてよかった。
・クレペリン検査も心理学の1つだと初めて知りました。
・自分からは遠い学問だと思っていたけど、
クレペリンなど心理学を応用したものがあってびっくり。
・奥が深すぎる・・・言葉遣いの気を付け方がヤバイ、難しすぎるやろぉ
僕は他人に興味がないので、心理学部向いてるかも笑
と、みんなそれぞれ感じたことを書いてくれました(笑)
みんな言葉は違いますが、中島先生が伝えたかった、
「自分の世界を決めつけず、これから視野を広げてほしい」
という思いはちゃんと全員に伝わりました★
中島先生は、岐阜本部校で1番生徒に対する愛情が深く、
HOMESも非常勤も生徒も私たち社員のことも
いつも考え、大事にしてくれています。
いつも周りをみて笑顔で駆け寄って声をかけてくれるので、
そういったところにたくさんの人が救われ居場所を感じられます。
些細ことにも感謝して、それをきちんと言葉に表せるところは
心理学部生だからというだけではなく、
彼女自身の思いの強さと意識の高さによるものだと私は思います。
時に、生徒や後輩に厳しいことや言いにくいことも伝えてくれます。
真正面からぶつかっていけるのはなかなかできることではありません。
人を決して1つの角度から見ず、
視えない努力やその人の良さを見つけている向上心を
この4年間ずっと持ち続けているので後輩のいいお手本になっているはずです。
岐阜本部校にとって本当に大事な存在です。
中島先生、(人”▽`)ありがとう☆
岐阜本部校 日比野