夢への第一歩
大野校|2017年12月17日
発表の日がHOMESの授業日。
みんなでその生徒が来ることを待っていました。
受かっていたら入ってきたときに自分からきっと言ってくれるよね、
だけど、もし暗い顔して校舎に来たら、どうしよう、
いや、あの至近距離での面接練習でも話せてたから絶対大丈夫、など
講師みんなで色々話していたときに、
その瞬間がやってきました。
校舎に入ってきて、いつも通りのあいさつ、何もなかったかのような様子、
・・・まじかぁ、
そのあたりから何か全体がスローモーションになっていったように感じました。
講師全員が各自状況を察したものの、ほんと受かっていてほしい、受かっていたらいいな、
そういう気持ちだけが先行して、そうじゃなかったときにどうするか、
考えをつめきれることなくその瞬間に突入したため、
時が一瞬止まったかと思うくらい長い時間に感じました。
そこで一歩踏み出し、今日はどんな勉強しようか?
と話しながら近づいたところ、
「先生、あの・・・・・・・・・」
精一杯、励ましてあげよう、だけど現実はちがっていてほしい。
「・・・っていました」
「そうかぁ・・・」
「・・・かっていました」
「うん、・・・え?」
「受かっていました」
その時すべての緊張が解き放たれました。
歓喜の声と祝福の雰囲気に一転しました。
「なに~、すぐ教えてよ~」、「も~、びっくりしたやん」
「えっ、だって、いつ言おうかと思って・・・」
その後、校舎に入ってくる前にどんな話をしていたか、
入ってきたときから今までその場面ごとにどんな気持ちになったかなど、
みんなで一つずつ笑いながら振り返りました。
何よりも受かっていてほんとよかったです、おめでとう。
人それぞれの伝え方や話し方があるので最後まで人の話は聞こうと思いました。
大野校 野呂