純粋な心
長森校|2022年4月17日
長森校の尾関です。
ちょっと前のことである。(っていうかすでにブログで書いたかもしれない。)
授業後恐る恐る僕に近づいてくる小学生・・・
そして一言
「先生~ 僕,今日誕生日。」
あまりに緊張していて,意を決したような顔をしていたものだから,いったい何を言いに来たんだろうって僕もちょっと身構えていたので,拍子抜けしたのと同時に,その生徒が可愛くて仕方がなかった(笑)
「おーーーーーーーーー,おめでとう!!」
僕のその一言を聞いて満面の笑みで帰っていく小学生。
自分のことを卑下するわけではないけれど,こんな僕からおめでとうの一言を言ってもらうことを楽しみに,塾に来てくれるなんてね。
なんかその少年の心の純粋さがうらやましかった。
なんてことが数年前にあったのだけれど・・・
つい最近のことである。中3授業終りのHR。話す内容をあらかじめ考えておいたのに,いざみんなの前に立った時,どうしても思い出せない。
今日は何を話すんや?っていうたくさんの瞳。
僕「ちょっと待って。話したいことあったのに全部飛んじゃったわ。今思い出すから・・・」
なんて言ってもどーしても思い出せない。あせる僕を見る生徒達のニコニコ顔を見ていたら,どーしても伝えたくなったことがあった。
「話したかったことは思い出せないけど,皆の顔見てたら言いたくなったことがあるから言っていい?」
笑顔でうなづく生徒達。
「みんな~ 僕さぁ~ 今日誕生日なんだ。」
こんなこと生徒に言うのは23年の先生人生の中で初めてである。生徒に誕生日を聞かれても教えず,なんとなく受け流していた僕が,なぜかあの瞬間生徒達の顔を見ていたら言いたくなってしまったのである。
こんなこと言うつもりはなかったのに,恥ずかしいことしちゃったな~って思って事務室に戻ると,1階のホールに卒塾生と高3生のKが僕を待っていて・・・
「先生,今日誕生日ですよね?」ってケーキをくれた。
妹から今日が僕の誕生日だと聞いたらしいけれど・・・なんで知ってんだ?
もー100点満点の誕生日だなって思ってたら・・・
「先生誕生日おめでとう。」とその妹が花を持って登場。
ありがとう。枯らしちゃわないように毎日水やり中である。
花が元気でいるように,話しかけるといいっていうし,毎日話しかけてみようかな(笑)
幸せすぎてどうしようって感じである。
なんて思ってたらさらにさらにディズニーランドのお土産です・・・ってボールペンとメモ帳をもらってしまった。
本当にありがとう。幸せだ。
追伸:前述の少年のような純粋な心をgetした41歳児であった(笑)