最強の生き物って?②
長森校|2023年2月11日
こんにちは。辻です。
それでは、昨日に続いて、今年の共通テストのリーディング第6問Bの
最強生き物とは何か。1mmも満たない、肉眼では確認できないくらいの
微生物です。この小さな生き物クマムシが、なぜ最強なのかと言いますと、
このクマムシは、体中の水分がなくなると、一種の深い眠りのような仮眠状態になり、
この仮眠状態で、10年間でも問題なく生きることができるからです。
そして、再度水分を吸収すると、スポンジのように元に戻り、復活できるのです。
とにかく少量の水さえあれば、復活できるのです。
この仮眠状態であれば、低温の-272℃から高温の151℃の過酷な、
状況においても、生き延びることができ、さらに、宇宙でも、
X線や紫外線が、地球上の1000倍以上も強いのですが、その宇宙環境の中でも、
10日間で68%のクマムシが生き残ったということです。
普通の生き物であれば、考えられないことですが、微生物の中では、
こんな不思議な力といいますか、生き延びることができる生物も
いるんですね。
こんなお話が共通テストのリーディングの最後の英文だったのですが、
その設問も難しかったですね。紛らわしかったです。これらの設問の
正解を答えるのは、時間がない中、大変厳しかったと思います。
クマムシの知識がないまま、クマムシの色々な話が展開されていきます。
いろんな話が、いろんな情報がたくさん入ってきます。
その情報の混ざった状態で、設問に入ると、ミスしちゃいます。
一つ一つの情報を的確に整理して、把握しないと、解けなくなっていました。
長い長い英文を読んで、正解するためには、日々の積み重ねが必要です。
すぐに英文が読める様になることはないので、
日々、英文に触れていきましょう。
辻