言葉や文字って、奥が深い。
鵜沼校|2023年5月12日
こんにちは!鵜沼校の清野です。
最近、急に暑くなってきましたね…!
校舎に来た生徒の中には、第一声に「暑い!!」と言いながら入ってくる子もいて、知らぬ間に寒い時期が終わってしまい、暑さと闘う時期になってきたんだと痛感します。
そんなとき、ふと思い浮かんだ言葉があります。
【頭寒足熱(ずかんそくねつ)】
・・・これは、古来から「健康」に関する四字熟語として知られているもので、
「頭は熱くなりやすいから、冷やした方がいい。反対に足元は、とにかく冷えてしまうので温めた方がよい」
という、至ってシンプルな意味です。
暑い空気は部屋の上部から溜まっていくことから、人はまず頭を温めてしまい、勉強や仕事においても「集中力」を乱します。
・・・そうです。これから先は、この「暑さ対策」が非常に重要です。
夏は「みんな暑い」と言える時期ですから、空調で対応する事が可能です。
しかしこの時期は、昼夜で体感気温が大きく異なり、体調を崩してしまいがちです。
自分が暑がりならば、自主的に「冷やす」対策が必要でしょうし、空調の風が苦手な子は、薄手の上着を用意するなどの工夫が必要でしょう。
自分がどうやって体調管理をしていくかを考えることは、
「自分を客観的に見つめる」ためのきっかけの一つだと、私は思っています。
そして同時に、
「どうやって勉強すれば集中できるか」
といった事も、自分の置かれている状況を客観的に見つめる事で対策が出来ると感じています。
・・・さぁ、いよいよ何が言いたかったのか分からなくなりそうですね(笑)
私が今回感じたのは、四字熟語が
「古来の人々が経験してきた事をシンプルに書き残したもの」
であるということです。
このブログでは
①熱さ対策について
②集中力について
という2つの視点から捉えてみましたが、辞書にはこれらの具体的な意味は無く、私の視点でしかありません。
それが解釈として正しいかは分かりませんが、言葉として現代にまで残る意味を考え、そこに自分なりの解釈を入れてみると、自身の生活における教訓やヒントを得られる…そんな事が出来る人類というのは、やはりすごいですね。
【先人の教えを、言葉として、文字として残す。】
過去から学べるという事が、如何に意味のある事なのかを感じる、今日この頃です。
鵜沼校 Seino